2020/12/03
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板垣與一記念館📚News☕
本日12月3日は畏友の故川西重忠氏の1周忌です。 終日喪に服します。
午後2時から川西重忠文献資料室を開放いたします。
故川西重忠先生のご冥福を祈り続けたい
宇佐見義尚
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令和2年12月3日 |
川西重忠先生が、2019年12月3日に逝去されました。享年72歳11ヶ月。葬儀は、
ご本人のかたい遺志により家族葬の形で12月8日通夜、9日に地元の東上セレモニーにて行われました。
先生は、経済社会学会会員として監事を3期、及び2008年開催の第44回全国大会(桜美林大学)の
実行委員としてそのダイナミックな手腕をいかんなく発揮されました。また、全国大会、部会研究会での
予定討論者を快く引き受けられて会員相互の研究交流に積極的な貢献を果たされました。
特に、昨年9月の第55回全国大会(熊本大学)での予定討論者としてのコメントは、
残されたわずかな命の炎を燃えつくすばかりの鬼気迫るものがありました。
川西先生は、2015年ごろに病を得ておりましたが、そのことは固く秘して文字通り病の爆弾を抱えながらの5年間を
常人のまるで20年分にも匹敵する仕事量を成し遂げました。それだけでも私には、悔いのないすべてを成し遂げた
うえでの大往生にも思えるのですが、ご本人にしてみれば、恐らくその想いは道半ばであったように思えてなりません。
それというのは、先生は定年退職を機に改組して「一般財団法人アジア・ユーラシア総合研究所」を立ち上げ、
昨年2019年にはその初期運営も軌道に乗り、いよいよ本格的活動が多方面に展開されようとしていたからです。
川西先生の生涯をかけた想いは、以下の文章に明快に提示されています。
「当研究所は、・・・(略)・・・文化と歴史の承継を図り、近代日本の社会歴史に大きな影響を与え、
思想文化に貢献した思想家、教育課、企業人で、今の時代に忘れ去られようとしている偉人に対しフォーカスを当て、
毎期通年計画でその代表的著作選集の復刻を企画発行したい。」『河合栄次郎とは一体何者だったのか』の巻頭言)
川西先生の強靭な意志は、必ずや後世に引き継がれることと確信して、私事ながら今後の私の研究生活における
精神的礎にさせていただくことを、この場を借りて先生の御霊にお許しいただき、日々、先生のご冥福を祈り続けたい。
「経済社会学会ニュースレター67号」より引用させていただきました。(板垣與一記念館)
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川西先生とご縁深き方々が
板垣與一記念館までいらしてくださいました。
合掌
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