板垣與一先生の祥月命日 合掌
2022年8月28日(日) 板垣與一先生の祥月命日
朝から柔らかい小雨が降り、一氣に秋めいた一日となりました。
本日は、宇佐見館長から書下ろしのエッセイが届きましたので
板垣先生を偲ぶ花々の画像などと一緒に、転載させて戴き、
あらためて板垣先生へ尽きせぬ追悼の意を捧げます。
合掌
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8月28日の今日は、心身を削ぎ落とすための気迫を充填する1日。この日は、朝から先生と同行2人、学問と人生についての問答をして過ごす習わしになっています。
そうした日の午後に、今年は埼玉県から海保御夫妻が来られて、2時間余りを白ユリとりんどうの花で飾られた先生の遺影の前で語り過ごしたあとで、先生がよく弟子達をカフェに誘ったように、磯部温泉の行きつけの喫茶店に繰り出し、コーヒー片手に、まるで海保氏に先生が乗り移ったような尽きることのない歴史上の話に聞き惚れて過す印象深い1日になりました。
海保夫人が、退職後の生活の今が最高と言う私を「珍しい」と
褒めてくださったことが嬉しかった。
さぁ、今日の終わりまで、あと4時間あまり、先生が監訳したミュルダールの『アジアのドラマ』縮刷版(S・キング著)に書かれた監訳者序文の名文に、全身全霊で学ぶことにしよう。
2022年8月28日 宇佐見 義尚 拝